2016年04月18日

過食嘔吐症に苦しむ患者さんの食事療法

2016.04.18(月曜日)『過食症に苦しむ患者さんのための食事療法』
T.はじめに
 食べ過ぎに悩む女性は1980年代のアメリカの女性向けの雑誌の報告では約8%と言われてました。それから30年以上が経ちました。摂食障害の統計は日本では報告されていませんが、アメリカ精神医学会(APA)の報告では神経性やせ症(12ヶ月有病率は約0.4%)、神経性過食症(12ヶ月有病率1〜1.5%)、過食性障害(12ヶ月有病率は女性1.6%、男性0.8%)と言われています。大雑把に計算して、思春期〜青年期のアメリカ人女性の4〜5%は摂食障害に苦しんでいると言ってよいでしょう。減量を要求されるモデル、バレリーナ、そしてアイススケート、新体操、陸上などのスポーツ選手は一般人よりも発病率は高いと言われています。
 当院にも過食嘔吐症(神経性過食症)に苦しむ女性患者さんが多く受診されています。治療は薬物治療や精神療法などを行っていますが、なかなか治療は困難で成功率は50%程度だと思います。こ数字は私にとっては頭が痛いところです。どうして治療が難しいのか?その理由には3つ原因があるようです。
 1.痩せたい、太るのが怖いと思っている
 痩せ希求と肥満恐怖という症状が手ごわいためになかなか治療が進みません。健康な食生活を取り入れるのが患者さんにとっては恐怖なのです。それもカロリー神話という古くて間違った情報を鵜呑みにしていることが多いのです。
 2.治したいという気持ちの一方で治したくないとも思っている
おそらく多くの方は、治したいと思って通院しているのに治したくない、という気持ちがあるのは変だと思うでしょう。でも、これは事実なのです。私の診察の時には過食を治したいと表明しながら、医院を一歩出ると、家に帰って何を食べるかで頭が一杯になっているのです。治したい気持ちと過食したい気持ちが互いに干渉せずに共存しています。スイッチがオンとオフに切り替わるかのようです。この心理状態を専門的にはスプリットsplitと呼びます。過食したい、治したくないという気持ちと同時に過食を止めなければという気持ちが同時に浮かんで来たら、つまり過食しようという気持ちと戦おうとするなら、治療的には一歩進んで葛藤的になるので大歓迎です。
3.炭水化物依存症は辛い
 なぜ、治したくないかというと過食する食べ物の内容に影響されるからです。試しにどうせ過食したいなら野菜やお肉にしてはどうですか、と問うてみてください。きっと、そのやり方は却下されます。うまく吐けないのと、直ぐにお腹が一杯になって食べたという満足が得られないからです。
過食嘔吐症の全ての方たちは炭水化物を好んで食べて吐きます。昔から甘いものや炭水化物は別腹と言って大量に食べられます。満腹中枢を他の食材ほど刺激しないからです。大量に食べて、それも美味しくて、かつ吐きやすいという理由から炭水化物以外で過食する人は皆無と言ってよいでしょう。APAが出している雑誌Journal of American Psychiatryという雑誌に発表されていたのですが、炭水化物依存症の患者さんの脳は食べたいと考えただけで脳の島insulaという部位がピコピコと興奮しだして炭水化物を摂取するように命令すると言います。診察の時には止めたいと言ってたのに、次の瞬間には何を食べるかで余裕を失くしてしまうというのです。
 過食嘔吐症の患者さんの治療が難しいのは3つの原因があると申しました。それでも1と2は診療の中で扱うことができます。さらに重要なことは3番目の炭水化物依存症に対する食事療法も1番と2番に劣らないほどに重要だということです。本小論では、過食嘔吐症に悩む方たちのための食事療法について述べてみたいと思います。
U.血液中の糖質(グルコース)を過剰に増やさない
 食事療法でもっとも重要なのは、炭水化物をどれくらい摂取すると健康につながるか、ということです。糖質(グルコース)とはブドウ糖のことです。主に食事から摂取された炭水化物はグルコースとして身体に吸収されます。吸収されたグルコースは主に身体のエネルギー源として利用され、余ったグルコースは中性脂肪になります。血液中のグルコースは常にある一定の濃度100r/dlを保っています。ですので、48kgの体重の人の血液中には糖質はわずかティースプーン1杯(4g)の量しかありません。60sの体重の人は5g程度しか体の中に存在しないのです。だから食パンを一枚食べるだけで体の中のグルコースは急増するのです。
食後は血糖値が高くなるけど、膵臓からインスリンが分泌されて主に肝臓、筋肉、脳に運ばれてエネルギー源として利用され、食間では常に100r/dlを維持しています。空腹時にご飯を食べる余裕がないときは、グルコースは肝臓から作られて常に一定の濃度を保っています。貯えた脂肪を燃やしてエネルギーにするので体重は減少します。ですので、甘いもの、たとえばコーヒーに角砂糖を1個(4g)入れて飲むと、大雑把ですが血液中のグルコースの濃度はあっという間に約180r/dlになって、それをエネルギー源として消費しないと中性脂肪に作り変えられて皮下脂肪として貯蓄されます。砂糖4gは16カロリーに相当し、運動で燃やしてしまうには約5分間歩かないといけない。コンビニのおにぎりを1個食べると、身体の中では180カロリーのグルコースになるので、それを燃やすには1時間近く歩かないと中性脂肪になってしまう。
 このように、中性脂肪はグルコースから作られるので、血液中のグルコースを上げないように食事を摂ると太らないのです。たとえばカロリーの高いステーキを食べても、肉には炭水化物は多く含まれていないので、つまり中性脂肪になる率は少ないので、食べても思った以上には太らないわけです。
 1.血液中のグルコースを高くするものを制限する
GI値(グルコースインデックス)の60以下を摂るように心がけましょう。スマホで調べられますよ。通常よりも多めに食べて太らない食材はGI値20以下と覚えておきましょう。果物では梨、桃などです。果物でもスイカやパイナップルは太ります。ミカンやリンゴはいいでしょうね。常日頃、スマホで調べて記憶しておくといいでしょう。
 2.砂糖、でんぷんは控えましょう
 @甘いもの:砂糖の入ったもの⇒ジュース、コーラ、アイスクリーム
特に、トウモロコシから作ったブドウ糖果糖液糖は砂糖より性質が悪い。  全てのお菓子とジュースやヨーグルトやヤクルトなどにも使われています。商品を買うときにラベルを調べてみよう。
 A米:ご飯、おにぎり、すし、チャーハン(具が入っている分ご飯よりまし)
 B小麦:パン、うどん、ソーメン、ラーメン、お好み焼き、パスタ、ケーキなど
 C野菜:トウモロコシ、カボチャ、ニンジン
  トウモロコシは身体に優しいイメージがありますね。でも食べ過ぎてはいけません。というのは、アメリカでトウモロコシを作りすぎてメキシコに輸出して、トウモロコシから作った甘いブドウ糖果糖液糖をじゃんじゃんメキシコ人に食べさせて、メキシコ人に肥満が増えて社会問題になっているのですよ。ニンジンは昔懐かしい独特の香りのするニンジンは健康に、特にがん予防には良いでしょう。最近の薄味で甘いニンジンに糖質が多いので要注意です。
  Dイモ類:ジャガイモ、サツマイモ、サトイモなど
    植物繊維の多いサツマイモやサトイモも多くは食べないこと。昔から石焼き芋は女性の敵でしたよね。塩分が含まれている上に悪い油(ショートニング)で揚げているポテトチップスは食べては駄目ですよ!
 3.果物は種類を選ぶ
  巨峰は甘いので注意。スマホでGI値を調べよう。
  梨、リンゴ、ミカンなどは安心して食べてよいでしょう。甘いパイナップルは止めたほうが良い。食べるなら40以下にしましょう。
 4.ご飯やパンは野菜と一緒に食べると吸収率が下がる 
  ご飯1杯よりも納豆ご飯1杯の方が、吸収率が落ちるので太りにくい。
  白ご飯よりも混ぜご飯やチャーハンの方が糖質の吸収率は落ちます。
  ご飯を食べたいときは、卵や納豆などを加えて一緒に食べるとよいです。
 5.過剰な血液中の糖質は老化現象の原因になる
  血液中に過剰にグルコースがあると、血液中のたんぱく質と結合してAGEという物質になって、皮膚や血管などの老化を勧めます。肌のくすみやシミ、血管の動脈硬化はこのAGE物質が原因です。なので、血液中にグルコースを増やさないことです。つまり、糖尿病にならないような食生活を心がけるといいでしょう。短期間に20s以上太った人の内臓脂肪は、そのままにしておくと冠動脈に動脈硬化を引き起こして心臓病の原因になるので要注意です。
V.体によいアブラ(脂肪)を摂ろう
 脂肪を摂っても炭水化物よりもカロリーは高いけど太りにくい。というより、太らないと考えていいでしょう。中性脂肪が皮下に蓄えられて、その結果太るのであって、卵を6個食べても脂肪として皮下に蓄えられることはなく、エネルギー源や身体の成分になります。脂肪はグルコースの代わりに燃料として使われ、女性ホルモンや皮膚や脳神経の細胞膜の原料に使われるので、脂肪として蓄えられることはない、と考えましょう。しかし、最近の食品には悪い油が使われているのでその知識は得たほうが良いでしょう。
 1.悪い油
 サラダオイルは身体に悪いので使わないことです。常温で液体にするために、身体によいと言われていたリノール酸を高熱で処理するので身体に毒性をもつ油になります。ファーストフード店の油は何を使っていると思いますか。デパ地下のコロッケがサクサクしているのはなぜだと思いますか。企業努力で油を改良している会社もありますので、インターネットで調べてチェックする習慣をつけましょう。某店のフライドポテトはプラスチックに似た構造の油を使うので、部屋の片隅に捨てておいても、カビも生えず、ゴキブリも口にしないので要注意です。
 次に悪いのがパーム油。菓子箱のラベルには食物油脂と表記されることが多い。家庭で使うことは少ないでしょうが、ほとんどのお菓子に使われています。フランスやベルギーのお菓子には使われなくなっていますが、日本では今でもじゃんじゃん使われています。いつまでもサクサク感を保つので、デパ地下の天ぷらやコロッケなどの業務用油として使われています。ビスケットがしけない理由もこのパーム油のお陰です。
 もっとも悪い油がトランス脂肪酸です。テレビなどで耳にしたことがあるでしょう。その代表はマーガリンとショートニングです。欧米ではマーガリンは禁止されていますが、日本では病院食や学校の給食にも平気で使われています。パン、ケーキ、ドーナツ、クッキーといった洋菓子類、スナック菓子、生クリームなどに含まれています。老化を促進させる油です。その結果、認知症へまっしぐら、です。
 2.良い油
 使ってよいのは、エクストラバージン・オリーブオイル、米油(米ぬか油)、エゴマ油、ゴマ油です。いずれも値段が高いのが欠点です。ただ、オリーブオイルは不良品が輸入される場合があるので、品質を調べる必要があります。先ず、色のついた瓶をつかっていること、ラベルを調べる習慣を身につけましょう。イタリア製とラベルに記載されていても不良品が紛れていることがあるようです。オリーブ油を買うときは、瓶詰の日付か輸入日が印刷してあるのがお勧めです。製造日を知るためには、酸度(Acidita:0.8以下)や過酸化物(Perossidi:20以下)の表示が参考になります。酸度が0.1〜0.2のものは香りもよく風味もあります。
 揚げ物にはオリーブオイルか米ぬか油を使うといいです。唐揚げも米ぬか油で揚げましょう。決して、サラダオイルを使わないことです。菜種油では、特にキャノーラ油は避けましょう。カナダ産の菜種油を家庭用に仕上げる段階で高熱処理しますので、ヒドロキシノネナールという毒が発生します。
それと、ラードは身体に悪いと言われてましたけど、サラダオイルよりはマシなので、避ける必要はありません。沖縄の人が長命なのは、ラード、海藻、豚肉、ゴーヤーを中心とする野菜を多く食べるからと言われていました。でも、最近はファーストフード店のモノを多食し、サラダオイルを使うようになって長野県にその座を譲ってます。バターも食して大丈夫です。バターで太るのではなくてパンで太るということを頭に入れておきましょう。油は身体を温めて代謝を亢進するので安心して食べてください。寝る前にエゴマ油を大さじ1杯飲むと、腸内の善玉菌が増えて、お通じが良くなり、若い肌を手に入れます。エゴマ油は身体に吸収されるとDHAになり、脳の働きを良くし、血液をサラサラにして、肌の細胞壁の原料になるのでお勧めです。かつ、新陳代謝を高めるので体重を落とせます。イタリア人は毎朝オリーブオイルを大さじ1杯飲む習慣がありますが、寝る前がいいでしょうね。
W.食物繊維とビタミンや酵素をたっぷりとりましょう
 野菜と果物をしっかり食べましょうということです。もちろん、果物は果糖が含まれているので摂りすぎはいけません。ミカン1個、バナナ1本、リンゴ1個程度は身体に負担にはなりません。積極的に食べましょう。20歳過ぎると、身体の中の酵素は少なくなっていきます。食べ物で補充するしかないので、野菜や果物を摂りましょう。酵素を多く含んでいる食用の酢もいいですよ。
野菜はしっかり食べましょう。野菜なら何でもボール一杯を食べるようにお勧めします。万能の野菜はブロッコリーです。便通にもよいし、認知症や癌防止にもなります。そしてキャベツを食べることをお勧めします。1週間に1玉を食べるように習慣化しましょう。ぶつ切りにしてポン酢をかけてモリモリ食べるといいですね。食前にキャベツを食べると、その後の糖質の吸収を低下させるのでお勧めです。特に、揚げ物を食べるときには必ずキャベツの千切りを食べるように習慣化してください。揚げ物では使う油と衣が身体に悪いので、あえて衣を外して食べるとよいでしょう。でも、それだとおいしくないので、衣を食べても野菜を多くとるように心がけて、食後にビタミンCを一杯摂りましょう。
生野菜食べるときにマヨネーズを使うのは慎重にしましょう。自分で作ったマヨネーズなら安心でしょうけど、市販のマヨネーズはサラダオイルを使っているので要注意です。太る心配はしないでよいのですが、サラダオイルによる老化現象がボデーブローのように後になってこたえてきます。ドレッシングにはエゴマ油を用いるとよいでしょう。塩は控えめにしたいですね。
大根は年中食べられるので、ご飯におろし大根を乗せて食べると糖質の吸収を低下させるので便利です。大根には水溶性と非水溶性の食物繊維がバランスよく含まれています。おでんの大根はおいしくて体にいいので食べましょう。かつてテレビの『おしん』で大根飯を食べているシーンがありました。貧しい人が食べる大根飯というイメージでしたが、昆布と鰹節で出汁を取って炊いた大根飯はとても味わい深く、そして食物繊維も多くて糖質の吸収を抑えてくれるので身体にはとてもいいのですよ。大根と同じくらい重要な食材にコンニャクがあります。糖質ゼロで腸を掃除してくれるので安心して食べられます。 
海藻は水溶性食物繊維と非水溶性食物繊維をバランスよく含んでいるので、みそ汁にワカメやアオサを入れるのはベターです。しかし、女性は海藻を男性ほど摂取しないほうがよいでしょう。甲状腺疾患になりやすいからです。みそ汁に入れたり、ときにモズクを食する程度でいいのはないでしょうか。焼きのりは葉酸が豊富なので大腸がんの予防になります。でも女性の場合、摂りすぎはいけないので、アボカド、ブロッコリー、キャベツ、レバー、枝豆などで葉酸を補うようにしましょう。アルコールを分解するのに葉酸を消費するので、酒飲みには大腸がんが多いのですよ。
X.発酵食品
 お勧めはぬか漬けと納豆です。納豆は夕食後が良いですね。それも毎日食べるように習慣化してください。炭水化物を制限すると、小腹が空くので、食事の最後に納豆でお腹を膨らませると、寝ているときに腸内を整えてくれます。ヨーグルトやヤクルトも体にいいのですが、商品のラベルを見てください。ブドウ糖果糖液糖が必ず含まれているので、太りやすい原因になります。そして、ヨーグルトは牛乳を使って発酵させるので、この牛乳を控えるためにもヨーグルトは避けたいですね。牛乳はカルシウムが多く含まれているので、骨粗しょう症の予防になると言われているけど、実はそうではないんです。確かにカルシウムの吸収は良いのですが、すぐに腎臓から排泄されるので、ゆっくりカルシウム濃度を高める小魚の方がいいのですよ。
さらに、漬物の塩分も控えめにしたいので漬物よりも納豆を勧めます。キムチも優れた発酵食品です。ラベルに調味料として何を使っているかを調べて食べるようにしてください。
Y.たんぱく質は安心して食べよう
 油ギトギトの牛肉は太るイメージがあるでしょう。でも、実際はそんなに太りません。肉に添えられているジャガイモやパンなどが肥満の原因になります。
良質のたんぱく質は卵です。卵は黄身のコレステロールと白身のたんぱく質から成ります。卵は1日に5,6個食べても太らないし、コレステロールの心配もありません。コレステロールは細胞膜やホルモンや胆汁の原料になるのでそれほど気にすることはありません。ゆで卵ダイエットが以前流行ったように、卵の油とたんぱく質ではカロリーが高い割には太らないのです。悪いのは、炭水化物を減らして、たんぱく質だけを食するという方法が悪かったのです。必ず、このようなやり方ではリバウンドします。
 青魚に含まれるDHAやEPAは身体に必要なのでしっかり食べましょう。そして、大豆製品が最高のたんぱく質になります。枝豆は納豆、豆腐に次ぐ良質のたんぱく質だと考えてよいでしょう。肉、魚、大豆の3つをバランスよく食べましょう。たんぱく質は腸で分解されてアミノ酸になって身体に吸収されます。そのアミノ酸を使ってたんぱく質を合成し人間は生きているのです。遺伝子の命令はこのたんぱく質で伝えられます。そして細胞膜や軟骨に欠かせないコラーゲンもたんぱく質から作られます。老化現象はこのコラーゲン不足も原因の一つです。
 それではコラーゲンはどうやって作られるでしょうか。アミノ酸を数珠つなぎにつないで作るのですが、その時に、ビタミンCが必要なのです。ですので、アンチエイジングにはビタミンCをたっぷりとる必要があります。コラーゲンは細胞の壁を作るのに欠かせません。コラーゲンが含まれている細胞はしっかり立方体を維持しますが、少ないとひしゃげた細胞になって、皮膚に張りがなくなり、ぶよぶよしてくるのです。ビタミンCは4時間で分解されるので、ドラッグストアで購入してちょこちょこ飲んでくださいね。1か月もすると、肌のシミは薄くなり、肌のつやもよくなってきます。ビタミンCによって抜け毛が減るのは毛根部のコラーゲンが増えるからだと言われています。
Z.実際の食事療法
 さー、これから実践編です。おいしく食べて健康になりましょう。
 1.日頃の食生活を見ましょう
 1日に何度食事をしていますか。もし、3度食べているのであれば、その内の1回は炭水化物を抜きましょう。2度だったら、その内の1回は炭水化物を半分に減らしましょう。そして減らした炭水化物の代わりにたんぱく質と野菜を食べましょう。
 2.具体的には
 朝食:パンと牛乳と目玉焼き/みそ汁にご飯と焼き魚だったら、
    ⇒パン/ご飯を止めて、目玉焼きと野菜ジュース。小腹がすくならGI値20以下の果物で補いましょう。野菜ジュースは市販のものでいいですよ。私の朝食は野菜ジュースだけです。時々、野菜ジュースとともにカゴメのラブレを飲みます。それで昼食までお腹が空くことはありません。
 昼食:いつものように食べましょう。ご飯や麺類を食べることが多いでしょうね。野菜と一緒に食べるか、あるいは最初に野菜を食べて最後に炭水化物としましょう。
 夕食:野菜をバリバリ食べることから始めましょう。甘いトマトは感心しません。その次に、たんぱく質、発酵食品を食べます。最後にご飯を軽くいっぱい食べて終わり。それも納豆ご飯にするとよい。卵料理はお勧めです。食べる順番も重要ですよ。炭水化物は最後に食べましょう。この時に、上に述べたことを頭に入れて食しましょうね。小腹が空きそうだったら、野菜やたんぱく質で補いましょう。この時期、鍋物がベストでしょうね。野菜をたっぷり食べて、肉、魚、豆腐でお腹を満たしましょう。最後のうどんやちゃんぽんは控えます。最後に、ナッツ類を一つかみ食べて終了。クルミやアーモンドがいいでしょう。
 3.注意事項
 @ リバウンドの危険性が高くならないように1ヶ月で2s以上体重を落とさないことを守りましょう。
 A お腹が空いても甘いものや炭水化物を避けてGI値20程度の果物やナッツ類を食べる。
  B 麺類は1週間のうちにご褒美として1、2回食べるようにすること。
    ⇒禁止するとよくないです。食事は楽しくおいしく食べましょう
  C 冷たいものは避けること。ビールはとりあえず小コップに一杯だけ。
  D アルコールは飲みすぎないように。日本酒やビールは糖質が多いので、飲むときは焼酎かウィスキーかポルフェノールの多い赤ワイン。
    ⇒ロックは止めてお湯割りがいいでしょう。氷で身体を冷やすと新陳代謝が低下して脂肪を増やすように身体が反応します。
以上、ネットなどで新情報を得て、おいしく食事しましょう。昨日、正しいと言われたことが明日には悪い、と言われることがよくあります。常に、新しい情報を得るように、勉強してくださいね。最後に適度な運動は続けましょうね。週に2、3日は30分以上の散歩を心がけましょう。では、健闘を祈ります。次回は食品添加物について報告する予定です。
posted by Dr川谷 at 20:44| Comment(0) | 臨床ダイアリー
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